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攻撃時サインの種類を紹介!おすすめのサインの出し方はコレ!【野球戦術】

野球のサインの出し方は独特!

みなさんのチームではどのように攻撃時のサインを出していますか!?

ブロックサインが主流なものの、それ以外のサイン交換の方法もあります!

チームに合ったサインを決めましょう!

 

〇攻撃時のサインについて考えよう!

みなさんのチームでは、攻撃時にどのくらい作戦のバリエーションがあるでしょうか?

私は多いときは数十種類のサインを使い分けていました。

今思うとやりすぎですし、選手が良く対応できていたなと思います。 

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サインプレー、戦術についてはこちらの記事をご覧ください。

 

攻撃時に作戦を実行する場合、サインを用いて伝達することが一般的ですね。

指導者になりたての方や、野球初心者の方はどのようにサインを出したら良いか分からないと思いますので、今回はサインの出し方について記事にまとめたいと思います。

 

〇ブロックサイン!

一番多く使われているサイン交換の方法です。

プロ野球や高校野球の試合中継を見ると監督が身体の部位を順番に触り、サインを伝達しているのが分かると思います。


【名将】大阪桐蔭 西谷監督 攻撃時 ジェスチャー スイスイ【マニア向け】

このブロックサインの良いところは、相手から見抜かれにくいということです(動画の西谷監督はめっちゃバントのマネをしていますが笑)。

いくつかの身体の部位を連続して触っていくので、試合の中で見抜かれるということは余り無いと言えます。

ただし、複雑にすればするほど見抜かれにくくはなりますが、サインミスも起こりやすく、程よい難易度に調整することが必要です。 

 

具体的なブロックサインのやり方を紹介します。

 

・キーを決める。

キーとなる身体の部位を決めて、その次に触ったところがサインとなるパターンが一般的です。

キーの次の次に触ったところとしているチームもあります。

たとえば、キーがベルト。

左肩がバント、胸がエンドラン、帽子が盗塁などと決めます。

いろんな身体の部位を触っていくなかなかでベルトを触った後に左肩を触ると「バント」のサインとなります。

このキーを設定するパターンの場合、サインミスを防ぎたい気持ちから、キーの辺りでゆっくりサイン交換をしてしまう監督も多いです。

そこを見抜かれてスクイズを外されるなんてこともあるので、サインを出すときに注意が必要です。

また、キーとその次しかサインを見ずに、途中で目を切る選手もよくいます。

そうなるとキーがどこなのかがバレてしまうことがあるので最後までしっかりとサインを見るように指導しないといけません。

レベルが上がってきて、サインを見抜かれる恐れがあるような対戦相手の場合、イニングごとにキーを変えるチームもあります。 

 

・最初や最後に触ったところをサインとするパターン

これは単純で間違いにくいです。

ただし、当然バレやすくもあります。

少年野球くらいのレベルであればこれでも良いのではないかと思いますが、さすがにレベルが上がってくると見抜かれてしまうこともあります。

最初に触ったところにサインを設定すると、やはり最後までサインを見ない選手が出てくるので注意が必要です。

 

・特定の場所を触った回数で決まるパターン

あまり用いているチームを見たことはありませんが、意外に有効です。

たとえば、帽子を合計1回触ったらバント、2回ならエンドラン、3回なら盗塁といった感じです。

選手は特定の場所だけを見ていればいいのでそれほどサインミスは出ません。

相手チームもキーを触るパターンと異なり、なかなか傾向が読みづらく、見抜かれにくいです。

ただ、サインの種類が多いとこのパターンを用いるのはなかなか難しくなります。

10回も帽子を触ったらさすがに長い、怪しい、間違える。

3種類程度のシンプルなサインプレーしか行わないチーム向けだと思います。

また、このパターンに似ていますが、私が大学生のころのサインは、最初に触った場所にもう一度触れたらサイン実行でした。 

 

〇フラッシュサイン!

一瞬の仕草で伝えるサインです。

帽子を触ったらバントなどという形で行います。

ランナー無しの際のセーフバントや、ウェイトのサインで使用することはありますが、ランナーがいる際の盗塁やスクイズなどで使用するとさすがに単純すぎてバレます。

私はウェイトのサインで用いていましたが、中学生以上のカテゴリーで通常のサインとして用いているチームは見たことがありません。

ただし、一度だけなら見抜かれない可能性もあるので、緊急時に使用するのもありかもしれません。

たとえば通常のブロックサインの他に、スクイズだけ特別にフラッシュサインを用意して使用することは有効です。

バツ印はスクイズなどとし、ノーサインと見せかけてスクイズをさせる。

2回目はできないと思いますが、1回目は外されないかもしれません。

なお、守備のサインではよく利用されます。 

 

〇数字サイン!

使っているチームをあまり見たことがありませんが、個人的には非常に有効だと感じています。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。 

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数字サインは数字にサインを割り当てるので、伝達が一瞬でできます。

選手が見ていなくても伝達できるのも特徴です。

極めて大きなメリットとして、瞬時に変更できるということが挙げられます。

ブロックサインでスクイズのサインを出したものの、外されそうに感じた場合、数字サインでキャンセルすることができます。

バントのサインを出した際に相手のバントシフトが厳しいとき、バスターに変えるなんてこともできます。

 

デメリットとしては、大きな会場や大きな大会だと数字が伝わりにくいことです。

中学野球のレベルであれば、ベンチの選手とランナーコーチが大きな声で復唱すれば伝わります。

しかし、高校野球の夏の大会など、観客が多くなると伝わりづらくなってしまいます。

また、選手にも複雑な要求をすることになるので、選手によっては対応に苦しむことも出てきてしまいます。

チームのレベルやカテゴリーを考えて採用するのが良いと思います。 

 

以上、攻撃時のサインの種類についてまとめました。

このような記事を書いておいて何なのですが、実を言うと私は現在、ほぼほぼノーサインでプレーをさせることが多いです。

それについてはこちらの記事をご覧ください。 

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