中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

中学野球や部活動の経営をしている方々のお役に立てるように、野球技術のみではなく、組織づくりのことなど、野球部の経営に役立つ情報をどんどん発信していきます。また、野球小僧を育てたい親御さんに役立つ情報も掲載していきます。宮川理論の公認指導員です。

応援される人を目指そう!強いチーム作り、人間形成に大きく影響します!

「応援される人」を目指す指導を!
強いチーム作りに繋がることはもちろん、本来の目的であるはずの「人間形成」に大きく影響しますよ!!

 

〇「応援される人」を目指すことの重要性!

みなさんのチームでは、「応援されるチーム」、「応援される人」を目指していますか?
当ブログでは以前から応援されるチーム作りの重要性をお話しています。 

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応援されるチームを作ること、応援される人になることを目指すことはなぜ重要なのでしょうか。
今回は改めて、「応援される人」を目指すことの重要性をお話ししたいと思います。 

 

部活動通信にこのようなことを書いたことがあります。

 

〇〇中学校野球部は応援されるチームであって欲しいと願っています。

また、そこに所属するみなさん一人一人も応援される人であって欲しいです。

なぜ応援される人を目指すのか。

それは短期的に見ると強いチームを作るためです。

都大会、全国大会、そういった大会に出場する強いチームは応援されるチームです。

応援の力というものはチームの、人の背中を後押しする力があります。

2016年夏の高校野球甲子園大会では、東邦高校と八戸学院光星の対戦で、まさに応援の力による大逆転があり話題になりました。

この試合では、東邦高校が2対9から8点を奪い逆転サヨナラ勝ち。

ここまで極端な例はまれですが、応援を力に変え勝利につなげるということは多々ありますよね。

 

では、応援される人とはどういう人なのか?

もちろん、いろいろな応援される人がいるでしょう。

「何事にも一生懸命取り組む人」、「いつも前向きな声でチームを引っ張る人」、「チームメイトや友達に優しい人」、「挨拶や返事ができて礼儀正しい人」、「フェアプレーの精神をもつ人」などなどいろいろなタイプの応援される人がいると思います。

ここで注目して欲しいのは、今挙げた応援される人というのは全て人間力が高い人だということです。

応援される人の条件として、「だらしがない人」、「挨拶ができない人」、「いじわるなことをする人」、「汚いプレーをする人」などは挙がりませんよね。

ということは、応援される人になるためには、人間的な成長が求められるということになります。

つまり、応援される人を目指すことは、短期的には強いチームを作るためかもしれませんが、長期的には社会で活躍できる人を目指すことにつながるのです。

ですから私はみなさんに応援される人になって欲しいと願っています。

 

さて、ではみなさんは現在応援される人なのでしょうか?

野球の実力はどんどん伸びてきていますが、まだまだ足りない部分もあることと思います。

都大会に出場するためにも、社会に出て活躍するためにも、多くの人に応援される人を目指していきましょう。

中身が伴わない見た目だけの姿勢はすぐにボロが出ます。

これまでに何度も「変わろうとしなければ変われない」という話をしました。

見た目だけではなく、中身まで真に人間力の高い人に変わって欲しいと願っています。

それが〇〇中学校野球部が活動する目的です。

(自作の部活動通信より)  

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〇「人間形成」という言葉だけではピンとこない!

これまでに何度か書いてきたように、私はいわゆる勝利至上主義は否定しています。 

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しかし、人間形成を目的とし、真摯に部活動に取り組んだ結果としての勝利はもちろん歓迎すべきだと思いますし、そういうチームこそ勝つ時代になっていって欲しいと思います。

ただ、選手に「人間形成」、「人間力」、といった言葉を並べてもなかなかピンとこないのも事実です。

そこで私は「応援される人になろう」という声かけを日々しています。

 

「君は今、チームメイトに応援される人なのか?」

と問えば、顧問が見ていない場面でも練習をがんばれているのかを考えることができます。

「君は今、家族に応援される人なのか?」

と問えば、家庭での生活もしっかりとできているのかを。

「君は今、担任の先生や授業担当の先生に応援される人なのか?」

と問えば、学校生活をしっかりとがんばることができているのかを。

 

「人間的に成長しているのか?」

と聞いてもなかなかピンと来ませんが、こういった問いかけをすることで、それぞれの課題を浮き彫りにすることができます。

宿題を出さなかったからグラウンドをひたすら走らせる、グラウンドに入らせない、などと野球と学校生活を過度に結び付けることはあまり賛成ではありませんが、最終的には部活動で得たことを社会で活かすことが大事になりますから、やはり人間形成は大事だと考えています。

人間形成について触れた記事は他にもありますので、ぜひご覧ください。 

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〇野球界全体で社会で通用する人材を育てていこう!

ということで、「応援される人」を目指す指導の重要性についてお話してきました。

勝利を目指してというのは、あくまでも通過点であり、最終的な目的は社会で活躍することです。

社会に出て、「応援されない人」はどんな仕事であっても成功することはないでしょう。

また、「応援されない人」は人を幸せにすることも難しいと思います。

「応援される人」は周りの人を「応援できる人」でもあると思います。

そういった社会で活躍できる、周りの人を幸せにできる人材を野球界全体で育てていきたいものですね。

そのために私も努力していきたいと思っています。 

 

2019年のセンバツ高校野球ではサイン盗み疑惑が話題になってしまいました。 

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これはあくまでも疑惑であって、事実がどうかは真偽不明ですが、この問題に対して

サイン盗みなんて当たり前

サイン盗みは高等テクニック

などという意見もかなり多く見受けられました。

「サイン盗み」は明確にルールで禁止されている行為です。

こういった行為を推奨したり、容認するチーム、野球界では到底応援されないと私は感じます。

 

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↑こちらの記事も併せてご覧ください。 

 

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