中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

中学野球や部活動の経営をしている方々のお役に立てるように、野球技術のみではなく、組織づくりのことなど、野球部の経営に役立つ情報をどんどん発信していきます。また、野球小僧を育てたい親御さんに役立つ情報も掲載していきます。宮川理論の公認指導員です。

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野球界はもっと「考え抜く力」をもった選手の育成を考えなくてはいけない!一方通行な指導の時代は終わった!

まだまだ多い一方通行な指導!

選手の自主性を重んじた組織作りを意識していこう!

野球界は「考え抜く力」をもっと重要視していくべきだ!

 

〇「高校野球」で悩む選手たち… 

恥ずかしながら、私が中学野球部で指導した選手は高校野球で悩む選手が多いです。

卒業後に私のところに悩み相談に来る選手も多く、場合によっては保護者の方まで相談に来ます。

簡単に言うと「高校野球の厳しさについていけない」ということなのですが、話を聞いていると、この厳しさに私としては疑問をもつことが多いんですよね。

・理不尽な根性練習が多い。

・先輩後輩の上下関係がやたらと厳しい。

・監督コーチ先輩の言うことは絶対。

・場合によってはイジメともとれるようなシゴキがある。

・技術指導よりも精神論が多く、どうすれば良いか分からないが、聞ける雰囲気ではない。

・下手な同級生がコーチから罵声を浴びさせられていてやめさせたいけれどもどうにもできない。

・理不尽な連帯責任ばかりで練習が進まない。

こういった訴えをしてくるんですね。

 

もちろん、選手や保護者の言っていることが100%事実かどうかは分かりませんが、一番ひどいと感じた高校ではその後、監督コーチが体罰で処分されたのである程度は事実だったのだと思います。

また、私自身もやはり高校野球をやっていた際に同じような環境でした。

技術指導はほぼしてもらった記憶はありません。

私はたまたま打てたから使ってもらっただけで、バッティング技術を指導してもらったことはないです。

今考えると何のために行っていたのか分からない根性練習も多かったです。

シンスプリントを抱え、歩くのもしんどかった時期があったのですが、

「そんなケガは聞いたことがない。試合で走れているのだから気持ちの問題。」

と言われ、400メートルダッシュを監督が終わりというまで繰り返す練習をやらされました。

シンスプリントを抱え、走るたびに激痛が走る中、何本やったら終わりなのか分からない練習を連日やるのは本当にキツかったです。

ちなみに結局走れなくなって春大会はベンチ外でした。

 

さすがに今はそこまでひどくはないと思うのですが、卒業生の話やいろいろな方の話を聞く限り、理不尽な練習や理不尽な罵声を続けているチームもまだまだあるようです。 

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こちらの記事で野球部の体罰事件についても触れています。 

 

〇組織作りに力を入れれば自主性が育つ!

私はとにかく組織作りに力を入れています。 

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↑このあたりの記事はぜひ読んでいただきたいです。

 

その組織作りの柱は部活内委員会です。 

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↑詳しくはこちらです。

部活内委員会活動ではとにかく自主性を求めます。

練習試合の連絡はしますが、集合時間も会場も庶務委員会が調べ、連絡をします。

ときには失敗し、会場に着くのが遅れてしまうこともあります。

失敗が成長に繋がればそれでいいと思っています。

 

練習メニューも練習委員会の選手に考えさせます。

もちろん、どんな意図があるのかかなりしつこく聞きます。

場合によっては何度も何度も突き返します。

「先日の練習試合の反省を踏まえてメニューが組めていないんじゃない?」

「ピッチャーの調整はどうするの?」

しつこいので、大変だったと思いますよ笑。

 

片付けやグラウンド整備の指示を出すのも私の仕事ではありません。

整美委員会が仕切ります。

道具の管理もそうです。

試合に必要な道具がちゃんと揃っているかも私は確認しません(とか言って公式戦のときは一応内緒でしますが笑)。

試合で道具が足りなければ整美委員会の責任です。

 

といった形でとにかく選手に考えさせます。

週ごとに振り返り、新しい提案もどんどんさせます。

その繰り返しで組織を作り、

極端に言えば私がいなくともチームが成り立つようにしていくのです。

私はそれが部活動だと思っています。

学習指導要領上は「生徒の自主的な活動」なわけですし、それに関係なく、そちらの方が選手が社会に出たときに活躍できると思います。 

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〇一方通行な指導では「考え抜く力」は育たないのではないか?

しかし、残念ながら高校に上がると逆に指導者による一方通行な指導が多くなると卒業生は言います。

もちろん、高校野球でも自主性や組織作りを大事にしている方もたくさんいらっしゃいます。

sportsbull.jp

横浜高校の平田監督も自主性を大事にしているそうです。

記事の中でも

気を付けていても、監督から選手って、どうしても一方通行のコミュニケーションになりがちなんですよね。そんなキツく言っているつもりはなくても、生徒の返事は『ハイッ!ハイッ!』って軍隊みたい。こうなると返事をすることに精一杯で、話の内容を聞いていないんですよ(笑)。

【高校野球】伝統校・横浜高の変革 平田新監督が目指す「自主性を育てる野球」とは | 野球 | スポーツブル (スポブル) より

と、私が感じていることと同じようなことをおっしゃっています。

 

ですが残念なことに、そういった方々が少数派なのは現状間違いないと思います。

私は自分のやり方が中学野球部としては正しいと思っていますが、その指導を受けたが故に高校入学後に苦しむのは残念に感じます。

正直、私の練習はどんな子でも三年間続けて欲しいが故に、体力的にハードな練習はあまり課さず、技術的な基礎練習中心です。

フィジカル面の練習は絶対に高校の方がきつく感じると思います。

高校野球のハードな練習で参ってしまうのは私も選手も甘いからであって、高校側は悪くないと思います。

その点は「高校の練習の方がハードに決まっているんだから準備はしていけよ」とは常々言っています。

 

しかし、自主性が身につき、考える力があるからこそ数々の理不尽に苦しむのは本当にかわいそうなことだと感じるのです。

幸いなことに彼らは上級生になったときに非常に重宝されました。

下級生の面倒見が良く、指導者の言ったこと以上のことをチームメイトに伝えてくれる。

組織的にうまくいっていないところによく気づく。

そんなことからキャプテンや副キャプテンになる選手も多いです。

どのステージであっても発達段階に合わせて丁寧な技術指導、自主的な組織作りは大切にされるべきだと私は考えています。

少なくとも理不尽な一方通行の指導の時代は終わったと思います。  

野村克也 野球論集成

野村克也 野球論集成

 

  

先日、私が参考にさせていただいている「Nabe's Coaching Lab」さんというフェイスブックページにこのような投稿がありました。

『体育会に所属する学生と一般の学生』
大学体育会に所属している学生と一般の学生の「社会人基礎力」に着目した比較では、大学体育会に所属している学生は一般の学生に比べて、
【前に踏み出す力】としての、「実行力」「達成意欲」「貫徹力」「チャレンジ意欲」
【チームで働く力】としての、「柔軟性」「状況把握力」「規律性」「ストレスコントロール力」「自己開示力」
【対人印象】としての、「人当たりの良さ」「バイタリティ」「体力」
といった力が有意に高かったことが報告されています。
体育会に所属して活動することでこのような力が身につきやすいのかもしれません。
このような体育会での運動競技経験で得られる学習は、経験的学習といわれ、経験の中で培われる学びです。
経験的学習とは別に知識的学習という学びがあり、これは【考え抜く力】を育むとされていますが、こちらは一般学生のほうが有意に高かったと報告されています。
この報告から考えると、今後体育会運動部では【考え抜く力】を育成することを意識的に行う必要があるのかもしれません。
選手に決定権や選択権を与え、主体的な組織運営や活動の決定を行わせるなどの取り組みが、よき学びの機会となるのではないでしょうか。

『体育会に所属する学生と一般の学生』... - Nabe's Coaching Lab | Facebook より

すばらしい考察ですよね。

これは「体育会」「一般学生」を比較した研究ですが、「体育会」である「野球部」にも似た特徴があると思って良いでしょう。

社会人基礎力の多くの項目で一般学生を上回っているのはすばらしいと思うのですが「考え抜く力」が劣っているというのです。

これは「はい!」と言うしか無い一方通行な指導の影響ではないかと考えてしまうのは私だけでしょうか?

これでは、「イエスマン」の「社畜」を育てているように私には感じてしまいます。 

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↑こちらの記事で取り上げた「十中八九クソ野郎」とも関連があるのではないでしょうか?

 

できることならば指導者ライセンスを求めたいところですが、現状ありません。 

www.taguchizu.net 

せめてプレイヤーファーストの指導(決して甘やかすという意味ではなく)を心がけていかなくてはいけないと思います。

当ブログでは何度も「人間形成」「組織作り」の重要性をお話しさせていただいていますが、今回重ねて、そういった指導の中で「考え抜く力」を育むことも大切であるとプラスさせていただきます。

野球界が社会に通用する人材を育成する場になることを常々願っています。 

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関連記事です。 

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