いつもの学活に+α!
班会議でクラスを成長させよう!
短学活で「目標を提示→振り返り」を生徒が行う取り組みです!
〇クラスの目標を達成するために!
今日はクラスを前進させるための取り組み「班会議」についてお話したいと思います。
小学校であれ、中学校であれ、
それぞれのクラスには学級目標があることと思います。
私の学校でも全クラスが学級目標を設定し、生徒総会で発表をしています。
クラスの目標を大目標・中目標・小目標に分けた場合、学級目標は大目標になります。
学期の目標や月目標、行事ごとの目標が中目標になるわけです。
そして、小目標として週の目標や毎日の目標があると思うのです。
私が重視しているのは毎日の目標です。
毎日の目標は学級委員に考えてもらっています。
前日の終学活終了後に私のところに「明日の目標は~にします」という形で来てもらい、それが妥当なものであれば黒板に書いておいてもらいます。
もちろんもう少し考えて欲しいときは再検討してもらいます。
翌日の朝学活で学級委員に理由つきで「今日の目標は~です」という形で発表してもらうのです。
この目標は前日の反省をふまえて立ててもらいます。
たとえば、前日にチャイム始業ができなかった場合は「チャイム始業率100%を達成しよう」などと目標を立ててもらうわけです。
学級委員にはその理由までしっかりと説明してもらいます。
そうして毎日の目標を達成していくことが大目標である学級目標を達成することにつながると思います。
〇班会議で自分たちで問題を解決する!
この毎日の目標はすでに取り組んでいらっしゃる方も多いのではないかと思います。
問題はどのように振り返るかです。
私は「班会議」というものを取り入れています。
この「班会議」は終学活の中に組み込んであります。
生活班(私の学校では6名が基本です)を単位に、班長が司会を務め、その日の目標を中心にその日の反省を話し合います。
時間は2分で、
①全員が話すこと
②明日につながる前向きなまとめをすること
がルールとなっています。
そして、班会議が終わったら学級委員の司会で、全体会をします。
そこで班長に発表をしてもらい、学級委員が総括するという流れで進みます。
合計で5分に満たない程度の時間ですが、これを毎日行っていくことでクラスが学級目標に向かってどんどん前進していきます。
はじめは、会議の形にならないこともあるかもしれません。
まずその日の目標を意識するということが大抵はできていません。
また、意識して行動していたとしても、全体としてどうだったのか振り返ることはすごく難しいことですし、言葉にまとめることも大変なことです。
班長は班長でどう進めていいか難しいし、明日につながる前向きなまとめとなると大変なことになります。
それでも、班長会を開いて「班会議」のやり方を丁寧に説明したり、子どもたちに班会議の重要性を語ったりしていくことで次第に「班会議」らしい「班会議」になっていきます。
この「毎日の目標」→「班会議による振り返り」→「毎日の目標」という流れができるようになるとそのクラスは担任の手を離れて「自立」していくことになります。
毎年、2学期くらいにその手ごたえが感じられてきます。
時間はかかりますが、根気強く「班会議」を行っていくことでクラスは大きく成長します。
また、個人としても「目標を意識すること」「目標を振り返ること」ができるようになり、「自分の考えを述べる力」も身についていきます。
ぜひみなさん「班会議」に取り組んでみてください。
今回はクラスを前進させる毎日の班会議についてのお話でした。
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