欧米で流行!
逆輸入されたタバタ式トレーニングとは!?
〇タバタ式トレーニングとは?
こちらの本によると、タバタ式トレーニングは欧米では「TABATA PROTOCOL」と称され広く普及しているそうです。
考案したのは入澤孝一氏という元スピードスケートナショナルチームのヘッドコーチで、そのトレーニング法をこちらの本の筆者である田畑泉氏らが運動生理学的に分析し、発表したため「タバタ式トレーニング」と命名されたようです。
田畑氏によると、現在YouTube上などに「タバタ式トレーニング」が多数アップされているものの、間違ったトレーニングを行っている場合があるので注意が必要とのことだったので、上記の本を参考に簡単にタバタ式トレーニングを説明していきたいと思います。
〇「タバタ式トレーニング」の行い方
タバタ式トレーニングの行い方はいたってシンプルです。
①バーピー(一般的にはバービーと呼ばれていますが、正式にはバーピーだそうです。知らなかった…。)、②スクワットジャンプ、③マウンテンクライマー、④ジャンプホップなどの種目(著作には丁寧に18種類のメニューが掲載されています。)の中から1種類選びます。
その種目を20秒間全力でこなし、その後10秒休憩。
再び20秒全力で行い、10秒休憩という流れで8セット=4分間行います。
タバタ式トレーニング!ダイエットにオススメの脂肪燃焼メニュー!
田畑氏はYouTube上の動画では誤った方法で行っているケースがあるので注意は必要とおっしゃっていますが、こちらの動画は先に紹介した著作を参考に4種目やってくれているので、正しいやり方だと思います。
ご覧の通り、すごくきついトレーニングです。
8セット終了時点で疲労困憊になる強度の練習を行うトレーニングですから、このくらいの強度で行わないと最大効果が出ないのです。
このタバタ式トレーニングは研究によって「無酸素性」と「有酸素性」どちらも鍛えられるということが分かっています。
たったの4分間でどちらも鍛えられ、週に2回続けるだけで有酸素性能力は12%、無酸素性能力は35%向上したというデータもあります。
とにかくハードですが、とにかく身体には効くというのがタバタ式トレーニングなのです。
〇行う際の注意点
ただし、これだけハードなトレーニングですから当然注意点があります。
①ウォーミングアップとクールダウンを程度に行うこと。
②メニューは強度の高いものにすること。よく分からない方は紹介した著作の中にあるトレーニングを行うと良いと思います。瞬発力系は向いていますが、腕立て伏せのようなトレーニングはタバタ式トレーニングには向きません。
③週2回程度、1日1セットで良いということ。1回8セットで疲労困憊になるはずの練習です。何セットもできるということは強度が正しくないかオーバーワークになっている恐れがあります。
以上の点にはくれぐれも注意してタバタ式トレーニングを行って欲しいと思います。
もともとはスケートのトレーニングとして考案されたものですが、先に述べたように、有酸素性の競技にも、無酸素性の競技にも適しているトレーニングです。
タバタ式トレーニングは先に挙げた注意点さえ守れば、どの競技の動きを入れて行うこともできます。
もちろん、野球への応用も可能ですし、冬季の身体能力向上のために行っても良いと思います。
非常におすすめのトレーニングですから、ぜひ取り入れてみてください。
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