キャッチボールのペアを好きな者同士で組ませていませんか?
キャッチボールを練習をするなら、ペアまでしっかりと検討しましょう!
〇キャッチボールが肩慣らしにしかなっていない現状…
以前守備の基礎練習としてキャッチボールについて書きました。
この紹介したキャッチボールを続けると確実に守備力は上がります。
しかし、一球一球全て打球だと思って処理するという紹介したキャッチボールはかなりきつい練習になります。
そのため、継続して行うことがなかなか難しいことがあります。
そこで今回はキャッチボールのペア決めについてお話ししたいと思います。
みなさんのチームではキャッチボールのペアをどう決めていますか?
いろんなチームを見てみると「特に決めていない=好きな者同士」というチームが多いように思います。
しかし、これではキャッチボールを守備練習として効果をあげるには難しい場合が多いです。
単なる肩慣らしになってしまう可能性が高くなってしまいます。
〇ペアを意図的に決めれば効果が上がる!
そこで、おすすめなのが「ペアを意図的に決める」という方法です。
好きな者同士だと効果が上がらないのはいろんな選手がいるからです。
髙いモチベーションをもつ甲子園常連チームなら別かもしれませんが、普通のチームであればモチベーションもピンからキリまでです。
また「集中力が続かない子」「プレーが雑な子」「満足に捕る、投げるができない子」いろんな特性をもつ子がいませんか?
何も考えずに組ませると「集中力が続かない子」や「プレーが雑な子」は「注意しない子」と組みやすいです。
また、「満足に捕る、投げるができない子」は「満足に捕る、投げるができない子」同士組む傾向があります。
これだと効果が高まらないのはお分かりいただけると思います。
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そこで、「集中力が続かない子」や「プレーが雑な子」は「集中力が高く丁寧で、こまめに声かけをしてくれる子」と組ませます。
「満足に捕る、投げるができない子」は「ある程度上手で面倒見の良い子」と組ませます。
また、できるだけ異学年で組ませると先輩が後輩の面倒を見るというチームの良い流れができます。
こうやって意図的にキャッチボールのペアを決めることでキャッチボールの効果はグンと上がります。
ただし、一点気をつけて欲しいのは、メンタルが弱い下級生と恐れられている上級生のような組み合わせにするとイップスになる可能性があるので注意が必要です。
そもそもそういう先輩を作ってはいけませんけれども。
私の場合は都大会に出場したチームはかなり自主性を高めることに成功していたので「練習メニュー委員会」にキャッチボールのペアを月に一度決めさせていました。
委員会の取り組みはこちらをごらんください。
委員会の取り組みはちょっと難しいという場合でも、ミーティングで選手に考えさせるというのも良いと思います。
選手が考えることで責任感も生まれます。
自主性の育っていないチームでいきなり選手にキャッチボールの効果が最大になるペアを決めさせても、結局好きな者同士になる可能性もあるので、心配な場合、初めは顧問が考えて決めると良いと思います。
キャッチボールの効果を上げるためにぜひ取り入れてみてください。
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