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野村克也氏の現役時代の成績がチート級すぎる件。

名監督として名を馳せた野村克也氏!

監督としても優秀でしたが、選手としての成績はチート級です!!

 

※この記事は野村克也氏が存命の2017年に書いたものになります。野村克也氏のファンとして、また野村克也氏の著作から多くを学ばせていただいた野球指導者として、野村克也氏のご冥福をお祈りいたします。天国から現在の野球界に対してぼやいてくださると嬉しいです。

 

〇野村克也氏とは?

野村克也氏を知らない野球関係者はあまりいないと思いますが、一応説明いたします。

現役時代は捕手として活躍。

1954年から1980年と長く現役生活を送り、1970年から1977年までは南海でプレーイングマネージャー(選手兼任監督)に就任しています。

現役引退後はヤクルト、阪神、楽天の3球団で監督に就任、ヤクルトではID野球と呼ばれるデータを重視した野球で野球界に革命を起こし、リーグ優勝4回、日本一3回というすばらしい成績を残しました。

楽天での監督生活終了後は野球評論家として活躍する傍ら、多くの著作を残し、今なお野球界に大きな影響を与えている方です。

有名な著作には以下のようなものがあります。

野村ノート (小学館文庫)

野村ノート (小学館文庫)

 
最強の組織をつくる 野村メソッド

最強の組織をつくる 野村メソッド

 
野村の遺言

野村の遺言

 
弱者の兵法―野村流必勝の人材育成論・組織論 (アスペクト文庫 B 10-1)

弱者の兵法―野村流必勝の人材育成論・組織論 (アスペクト文庫 B 10-1)

 
「小事」が大事を生む

「小事」が大事を生む

 

 

〇現役時代の野村克也氏の成績がとんでもない件

私は野村克也氏の著作が好きで、新しい著作が発売されるたびに購入しています。 

www.taguchizu.net

www.taguchizu.net

 

こんな感じで記事にしたこともあります。

しかし、現役時代は私が生まれる前のことなので、ちょっと分からないんですね。

ちょくちょく著作に現役時代の成績のことが出てくるのですが、3冠王を取っただとか、ホームラン50本打ったとかすごいことが書かれているわけです。

「マジかよ?この人キャッチャーだろ?」

と思った私は野村氏の現役時代の成績を調べてみました。

以下の表をご覧ください。

 

【野村克也氏の現役時代の成績】

Wikipediaより引用。

 

どうですか?

もう一度言いますが、野村氏は捕手です。

捕手じゃなくてもすごいですが、捕手でこの成績はちょっとチート級すぎませんか? 

 

〇野村克也氏のチート級すぎるところ。

1、捕手なのに歴代ホームラン数2位!

歴代ホームラン数の1位は言わずと知れた王貞治選手ですが、2位は657本のホームランを打った野村克也氏です。

長嶋茂雄氏が444本なのでそれよりも200本以上打っていることになります。

いくら球場が狭い時代とはいえ、捕手なのに657本はすごすぎます!

通算で600本以上打っている選手は王貞治氏と野村克也氏だけです。

ちなみに捕手限定だと300本以上が野村氏の他は田淵氏と現役の阿部選手だけです。

これはチート級すぎます。

※阿部氏は2019年シーズンをもって現役を引退いたしました。

 

2、7年連続ホームラン王!

そもそもホームラン王の獲得数5回以上の選手が歴代で6人しかいないのですが、野村氏は9回も獲得しています。

さすがに世界のホームラン王である王貞治氏の15回には負けるものの堂々の2位。

しかも7年連続ホームラン王獲得というチートっぷりです(さすがに王氏の13年連続には負けますが)。

もう一度言いますが、野村氏は捕手です!

 

3、捕手で唯一の3冠王!

ホームラン王を獲得するだけでも十分すごいのですが、野村氏は1965年に3冠王を獲得しています。

これは戦後初、捕手では今までに野村氏しかいません。

ちなみに戦後に3冠王を獲得した選手は6名しかいません。

王氏、落合氏、バース氏は複数回獲得しています(落合氏は3回、他は2回)。

そもそも捕手でタイトルを獲得すること自体が難しいのに、3冠王獲得はチート級すぎます!

 

4、捕手がタイトルを獲得した21回中17回が野村克也氏!

これもすごい記録ですよね。

捕手でタイトルを獲得することが難しいと3で書きましたが、実は捕手で打撃タイトルを獲得した選手は歴代でわずか4名しかいません。

野村氏以外は田淵氏、古田氏に現役の阿部選手だけです。

この4名で21回獲得しているのですが、野村氏だけで17回というチートっぷり。

ちょっとこれはすごすぎます。

 

5、歴代1位のベストナイン19回!

野村氏は捕手としてベストナインを19回も獲得しています。

王貞治氏は一塁手で18回獲得していて、野村氏は王氏を上回る歴代1位の獲得回数になっています。

古田氏や阿部選手のような近年の名捕手でも獲得回数が9回なので、今後この記録を上回るのはかなり難しいと思われます。

ちなみに当時はゴールデングラブ賞が無かったのですが、もしあったらそちらの記録も作っていた可能性があると思います。

 

6、一年のみのプロ野球記録ホームラン52本!

野村氏は1962年に52本ものホームランを打っています。

これは当時の日本記録なのですが、残念ながら翌年に王貞治氏が55本打ったため、一年のみの日本記録になってしまいました。

しかし、捕手で50本以上のホームランを打ったのは歴代で野村氏だけになります。

これはメジャーも含めての捕手記録になっています。

これまたチート級過ぎますね!

 

NPB.jp 日本野球機構 のHPを参考にさせていただきました。 

野村克也からの手紙 ~野球と人生がわかる二十一通~

野村克也からの手紙 ~野球と人生がわかる二十一通~

 

 

〇まとめ

ということで、現在は野球評論家の野村克也氏の現役時代がすごすぎるのでまとめてみました。

もちろん今とは球場が違ったり、投手のレベルが違ったりもするのですが、それにしてもすごすぎる成績だと思います。

こういったすごすぎる選手が誕生すると日本の野球界も盛り上がること間違いなしなので、野村氏を超えるような選手を育てられるように、野球界が一丸となってがんばっていきましょう!

野村克也 野球論集成

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