マエケン体操はご存知ですか!?
実はあの体操の元祖は手塚一志氏で、「サークルスクラッチ」が正式名称です!
正しいサークルスクラッチのやり方を覚え、練習に取り入れてみましょう!
〇マエケン体操とは?
みなさん、マエケン体操(マエケンダンスとも言うそう)はご存知でしょうか?
こちらの動画が分かりやすいと思うのですが、現在ドジャースで活躍中の前田健太投手がウォーミングアップで行うことで有名になった体操のことです。
こちらの体操はマエケン体操と呼ばれているくらいですから前田健太投手が活躍し、この体操が注目されるようになって爆発的に広まりました。
中学生に指導していると、「前田健太投手のモノマネ」としてマエケン体操をする子も多くいます。
ただ、私はこのマエケン体操を見ていて、ずっと思っていたことがあります。
マエケン、マエケン体操下手じゃない(´・ω・`)?
〇マエケン体操の元祖は手塚一志氏の「サークルスクラッチ」!
私がなぜそのように思ったかというと、こちらのマエケン体操には本家がいるからです。
そうです、野球界では非常に有名な理論家である手塚一志氏です。
こちらの上達屋という野球道場を運営している方で、数々の著作があり、現在の野球理論に大きな影響を与えた方の一人です。
バッティングが変わる!驚異のシンクロ打法―発見!タイミングの法則
- 作者: 手塚一志
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2000/07
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このように様々な著作があり、私は一通り全て目を通していますが、かなり参考になるものばかりです。
特に手塚一志氏が提唱した「シンクロ打法」との出会いは私のバッティングを変えたので本当に感謝しています。
先に紹介した上達屋に通ったこともあります。
↑手塚理論についてはこちらの記事をご覧ください。
そう、実はですね、マエケン体操の元祖はこの手塚一志氏なんですよ。
手塚一志氏の影響を受けて前田投手がマエケン体操を行っているのかどうかは正直分かりません。
しかし、手塚一志氏のほうが明らかに早くから始めていますし、著作にも掲載されています。
手塚一志氏は「サークルスクラッチ」という名称で提唱しているものになります。
では、手塚氏の元祖「サークルスクラッチ」を見てみましょう。
どうですか、このキレッキレの「サークルスクラッチ」は?
前田投手のマエケン体操とはキレが違いますよね。
私はこの手塚氏のキレキレの「サークルスクラッチ」をマエケン体操よりも先に何度も見て、マネをしていたのでマエケン体操が下手に見えてしょうがなかったんですよね。
でも、最近ずっと手塚氏の「サークルスクラッチ」を見ていなかったから、久しぶりに見るとそんなに変わらないのかなと思ってYouTube動画で見てみたらやっぱり手塚氏キレッキレじゃないですか!
〇サークルスクラッチは投手の練習としておすすめ!
しかし、調べてみると、マエケン体操はサークルスクラッチのやり方を間違えて覚えたわけではないようなんです。
今回の記事を書くに当たってサークルスクラッチの動画をいろいろと探してみたところ、こんな動画が見つかりました。
どうもサークルスクラッチには旧型と新型の2種類があるらしいんです。
旧型のサークルスクララッチは確かにマエケン体操とそっくりです。
前田投手はこの旧型を知って取り入れたか、指導者から勧められたのではないでしょうか?
手塚氏いわく、この旧型でも十分に効果はあるそうですから、マエケン体操はマエケン体操でいいのかもしれませんね。
ただ、今から取り入れるのであれば新型を勧めると手塚氏も述べていますからみなさんぜひ新型サークルスクラッチを練習に取り入れてみてください。
ちなみにサークルスクラッチの効果ですが、以下のような効果があります。
「旧型が“肩から腕にかけての調整効果”を狙いとしていたのに比べ、新型は同じ肩から腕にかけての調整効果に加え“骨盤からの連鎖・連動による全身運動”を目的としている」
「旧型の、投球中のボディースピンによる遠心力(慣性)を考慮していなかったという問題点を、新型はクリアすることに成功しました。そして、よりピッッチャーのコンディショニング、または調整・調律効果が増したと考えています」
また、ここには書かれていませんが、ウォーミングアップの効果もあり、野球のみならず、様々な競技において選手のパフォーマンスを上げるという研究結果も出ています。
私も大学時代ピッチャーをやっていたときはこのサークルスクラッチを行っていました。
最近はサボっていましたが、この記事を書いたのを良い機会にし、また取り組んでいこうかと思っています。
まずは手塚氏の動画で正しいやり方を確認し、指導に取り入れてみてはいかがでしょうか?
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