指導者として選手の見本になる行動ができていますか?
まずは自分の行動を振り返ってみましょう!
〇指導者が見本を見せないと選手ができるはずはない!
私は「指導者が見本を見せる」
ということをものすごく大切なことだと思っています。
見本を見せると言ってもいろんな見本があります。
たとえば技術的な見本を見せること。
これはできるにこしたことはないと思いますが、競技経験がない人もいるでしょうし、人は年齢とともになかなか身体も動かなくなっていくものです。
常に指導者が高いパフォーマンスで技術的な見本を見せることができるとは限りません。
ですから技術的な見本を見せることは「できれば」で構わないと思います。
ただ、私は技術的な見本を見せることができるに越したことはないと思うので、生徒にやらせるメニューは自分がまず試し、自分でできるように努力はしています。
右投げ右打ちですが、左投げや左打ちの指導ももっと上手になりたいので、今更ですが左投げ左打ちにも挑戦しています。
次に競技に向かう姿勢の見本を見せること。
これは指導者であればできなければいけないことではないでしょうか。
簡単な例で言えば服装。
子どもには正しいユニフォームの着こなしなど指導すると思うのですが、自分はだらしない服装であっては見本になりません。
「挨拶は大事だぞ」と言っているのに自分はしない。
これも見本になりません(でもよく見ます)。
その他にも道具を大事にしない、相手チームを野次るなど競技に向かう姿勢で見本にならない指導者ではチームが成り立たないし、子どもが真っ直ぐ育ちません。
ですから競技に向かう姿勢の見本を見せることは指導者であれば必須だと思います。
〇人としての見本を見せることが特に重要!
必須ではないですが、私が一番重要視しているのは
「人としての見本を見せること」です。
これは生き方の問題、良き大人であるかどうかの問題です。
競技がどうこうではなく、指導者が人間として尊敬できる人であるかということです。
誰に対しても公平で優しい、間違ったことは正すことができる、向上心がある、何事も粘り強くやり遂げる、などなどそんな人です。
優れた指導者はやはり人格者です。
甲子園常連校など、有名な指導者の方々はこの「人としての見本を見せる」ということができている方が多いと思います。
子どもたちは競技以外の部分でも指導者を見ています。
その日常での立ち居振る舞いが子どもに大きな影響を与えます。
競技の姿勢は立派でも、日常ではだらしない指導者がいたら、子どもも同じように育ちます。
競技のときだけ立派で、学校生活や家庭生活はだらしなく育つことでしょう。
これはなかなか難しいことです。
私も目指していますが、完璧かと言われると自信はありません。
しかし、子どもたちを最良の方向に導くためには指導者が「人としての見本を見せること」が大切になるのではないでしょうか。
また、それはチーム力の向上にもつながるはずです。
私も「人としての見本を見せること」ができるように日々努力していきたいと思います。
簡単なようで難しいんですけれどもね…汗。
野村克也氏の本もよく読むのですが、野村氏も監督の人間性が重要だということ、「人間形成」が大切ということをしきりに述べていますね。
以上、指導者が見本を見せることについてまとめました。
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