2020年8月に宮川理論の公認指導員に復帰しました!
今後は宮川理論の公認指導員として見本となる中学校野球部作りに尽力していきます!
※過去の記事は少しずつ修正していきますが、「元公認指導員」という表現があったら申し訳ございません…。
〇宮川理論公認指導員に復帰した理由。
この度、宮川理論の公認指導員に復帰しました。
※宮川理論って何?という方は以下の記事をご覧ください。
理由は様々あるのですが、大きなものは二つあります。
一つは理論的には宮川理論が優れている部分が多く、まだまだ学びたいということです。
自分の中では宮川理論を数年間学び、実践していく中で、ある程度学び終えたと感じてしまっていました。
これは一頃、創始者である宮川先生からの発信が少なくなってしまっていたことも関係していますが、今思えば驕りもあったのかもしれません。
公認指導員を辞めたあたりから、宮川理論本部の山田指導員の尽力もあり、公式YouTube等での発信も増え、まだまだ宮川理論について学べていないことも多いのではないかと感じることも増えました。
【宮川理論基本①】低めのスイング軌道をチェックしよう!基本ドリル「ゴルフスイング」
↑宮川理論の公式YouTubeはこちらです。参考になる動画が多いので、ぜひご覧ください。公認指導員だったくせにお恥ずかしながらYouTubeで初めて学んだことも多かったです。
一方で、公認指導員を辞めていた期間、他のバッティング理論も学びましたが、野球初心者から中級者くらいまでにスモールステップで対応できる、要するに中学野球に最適な理論は宮川理論ではないかとも感じるようになりました。
私自身、すでにバッティング指導の中に他の理論も取り入れていますが、それは指導の中核には適していないと感じていて、補助的に活用しています。
中には宮川理論を習得した上で発展的な内容としてふさわしいのではないかと思われる理論にも出会いましたが、そこからスタートという感じではありませんでした。
バッティング指導、バッティング理論に、誰にでも合う満点正解は無いと思います。
しかし、宮川理論は「誰にでも長打を」と考えた際のベターな解答の一つ、もしくは基礎の一つにはなり得る理論だと考えています。
今一度宮川理論を基礎から学び、もっともっと多くの選手に長打を打つ喜びを感じてもらいたいと思います。
もう一つの理由は、新しいことに挑戦する選手が干されてしまうような現在の野球界を変えたいからです。
私のところに届いた様々な選手や保護者の方々のお悩みの声からきています。
宮川理論だけではないですが、新しい野球理論が旧態依然の野球界ではなかなか受け入れられず、それに悩む選手や保護者の方々がかなりの数います。
そういった方々の力になりたいということです。
宮川理論を学んでいる、ホームランを狙えるように練習をしている、というだけで指導者や大人から批判され、干されてしまったり、チームを離れなくてはいけなくなったりした事例をこれまで多く見てきました。
実際にブログやFacebookを通じて10件近い相談もありました。
「宮川理論を辞めなければ試合には出さない」
「(チームで徹底している)ダウンスイングでのゴロ打ちをしないならチームを辞めてもらう」
「フライボール革命は中学生には無理。(保護者が)そんなことを言うならグラウンドに入らないでくれ」
などなどです。
私自身はチームで長打を打てるように指導をしていますが、選手が目指す方向性は尊重しているつもりです(ただし、丁寧に話を聞いていくと、できることならホームランを打ってみたいと言います)。
チームに所属していても、いろんな選手がいて、いろんなアプローチがあっていいはずです。
別に宮川理論の看板を掲げなくとも、私は選手が長打を打てるように指導していっていましたが、旧態依然の野球界と真逆の道を行っていると言われる「宮川理論」を前面に押し出してチームの結果を出していけば、少しでも宮川理論や新しい野球理論を学ぶ選手たちがやりやすくなるのではないかと考えました。
以上、主に二つの理由から宮川理論公認指導員に復帰させていただきます。
みなさま、これからもよろしくお願い致します。
今回、勝手を言って公認指導員を辞めたにも関わらず、温かく復帰を認めてくださった本部の山田指導員をはじめ、宮川先生や公認指導員のみなさまにもお礼申し上げます。
〇これからの具体的な方針!
と言っても、今後具体的に私自身の何が変わるかと言われますと、基本的にはあまり変わりません。
名刺に「宮川理論公認指導員」と入れてみるくらいでしょうか笑。
もともとバッティング指導は宮川理論で学んだことを活かして指導していましたし、「全ての選手にホームランを!」という理念は宮川理論の理念と同じでした。
むしろ公認指導員に復帰したからには、意識としてはこれまで以上に選手の多様性を認めていきたいとは思います。
おもしろいご指摘をいただいています。
「なんちゃ理論とかが誤解されるのは、それを流布している人に責任がある場合がおおく、絶対視してそれ以外を排斥するからなのではないかと思います。よいところを習えばよいのに。(原文ママ)」
このご指摘はまさにと思います。
教育界では、何かの学習法などを広めたいがために、別の手法を排斥してしまい、対立構造を作り出してしまうということがよくあります。
全ての公認指導員の方と面識があるわけではありませんので、宮川理論がそうだったかは分からない部分もありますが、そうならないように、これまで以上に選手の多様性を認めていきたいと思います。
宮川理論や新しい野球理論でがんばる選手を守るために公認指導員に戻ったのに、また別の理論を排斥していては本末転倒ですよね。
また、これも引き続きにはなるのですが、ブログやFacebookページでの学びの発信もがんばっていきたいと思います。
今後もよろしくお願いいたします。
(追記)
宮川理論の書籍も発売されました。
宮川理論関連の記事です。
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