スネに痛みが走るシンスプリント!
野球選手でもなりやすいケガです。
その対処法とシンスプリント時の練習方法を考えてみましょう!
〇特に中高生がなりやすいシンスプリント!
以前、知っておきたいケガということでシンスプリントを紹介しました。
↑シンスプリントをご存じない方はこちら!
シンスプリントは急にハードな練習をした場合やウォーミングアップが不足したまま走った場合などになりやすいケガです。
中高生の場合は身体が温まる時間には個人差があるのに全体で練習することが多く、またコンクリートを走ることも多いのでシンスプリントになってしまう選手が多いです。
私も高校2年の冬になってしまい、春季大会は出場できませんでした。
シンスプリントはあまり有名なケガではないので周りの理解も得にくく、とてもつらい思いをしたことを覚えています。
今回は実際にシンスプリントになってしまった場合、どのような対応をしたら良いか。
また、シンスプリントの際でもできる練習はあるのかお話ししたいと思います。
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〇シンスプリントになったら基本的には安静にすること!
2014.08.24練習風景その3-坂道ダッシュトレーニング!
↑コンクリートでの坂道ダッシュなどはシンスプリントのリスクが高いです。
シンスプリントは軽度の場合は練習を休めば良くなるケガです。
先に述べたように急にハードなトレーニングやウォーミングアップ不足が原因でなるケガですから、練習を休み、症状が改善されたらウォーミングアップを丁寧に行った上で、少しずつトレーニングの負荷を上げていくといいでしょう。
部活動の選手がなった場合はいきなり全体練習に参加するのではなく、別メニューでの調整から始めると良いと思います。
軽度の場合は2週間程度で症状が治まる場合もあります。
しかし、痛みがひかないうちに練習を再開してしまったり、練習を休まなかったりした場合は重度になってしまい、そうなると数ヶ月かかる可能性もありますし、最悪疲労骨折につながる恐れもあります。
選手は慌てて復帰したくなりがちですが、指導者は医師の判断を聞くなど慌てずにしっかりと治ってから練習に参加させるようにしてください。
私は焦って練習を続けた結果、結局重度化してしまい、高校3年春の大会を棒に振ってしまい、夏の大会も全力疾走ができないままの出場になってしまいました。
また、シンスプリントの場合、練習後にスネの辺りが熱を持ちます。
痛みがある場合はアイシングをし、10~20分程度冷やすことをおすすめします。
しかし、アイシングで痛みがおさまったからといって治ったわけではありません。
練習後にアイシングをしなければならないほどの痛みがあるということは練習をしてはいけない状態ですから、翌日以降の練習は様子を見て、安静にするようにしましょう。
指導者も無理させてはいけません。
〇シンスプリント時でもできるトレーニング
シンスプリントになってしまうと先に述べたように安静にする必要が出てきます。
したがって、思うようにトレーニングができない時期が続くことになります。
そんな時期にでもできる、走らないトレーニングをいくつか紹介したいと思います。
1、体幹トレーニング
上記の記事でも紹介しましたが、体幹トレーニングの多くは足に負担が無いのでシンスプリントの選手にもおすすめできます。
先にも述べたように全体のメニューには入らずに別メニューで体幹トレーニングをすると良いと思います。
2、サイクリング(マシンでも可)
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シンスプリントになった場合困るのが、ウォーミングアップすら行うことが難しいということです。
また、走りこめないので体力もどんどん落ちていってしまいます。
ランニングは当然難しいですし、ウォーキングでも痛みが出る場合も多いです。
そこでおすすめなのがエアロバイクを使用した有酸素運動です。
上記で紹介したもののように、安価な物であれば2万円以下で購入することができます。
お子さんがシンスプリントになってしまった場合はこういったマシンの購入を検討してみても良いのではないでしょうか?
通常の部活動ではそんなお金は無いと思います。
そういった場合は自主練習でサイクリングに取り組むようにアドバイスしてあげてください。
ただし、重度のシンスプリントの場合、サイクリングでも痛みが出ることがあるので要注意です。
3、筋トレやストレッチ
筋トレやストレッチを丁寧に行うことも良いと思います。
筋トレは足に負担のないものを選んで行ってください。
スクワットなどは痛みが走る可能性があるので、上半身中心の筋トレにしておきましょう。
以前紹介したケトルベルトレーニングはとてもおすすめです。
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〇まとめ
以上、シンスプリント発症時の対応と練習方法についてお話ししましたが、基本はとにかく無理をしないことです。
早い段階でケアをし、無理をしなければそれほど恐ろしいケガではありません。
本人や親御さん、そして指導者が正しい知識を身に着けて対応することが大切になります。
今回の記事が参考になれば幸いです。
また、私ではない方が書かれたシンスプリント関連の良記事も以下にリンクを貼っておきますので、お時間があるときにぜひご覧になってみてください。
↑こちらは私が知らなかった効果的なテーピングまで掲載されています。
↑シンスプリントの原因がすごく詳しく掲載されています。
↑整体で治すという方法もあるようです。私は高校時代は電流を流してもらっていました。
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