中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

中学野球や部活動の経営をしている方々のお役に立てるように、野球技術のみではなく、組織づくりのことなど、野球部の経営に役立つ情報をどんどん発信していきます。また、野球小僧を育てたい親御さんに役立つ情報も掲載していきます。宮川理論の公認指導員です。

仙台育英秀光中との練習試合から学んだこと!

秀光中が練習試合に来てくださいました!

全国区のチームから学ぶことがたくさんあったのでここにまとめます!!

 

〇まさかの秀光中が来校!

7月の土曜日に、仙台育英秀光中野球部が本校グラウンドに来てくださいました。
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仙台育英秀光中と言えば、中学野球界では超有名な強豪校です。 

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過去にこれらの記事で紹介しています。

ぶっちゃけ雲の上の存在で、秀光中との練習試合なんて考えたこともありませんでしたが、秀光中さんのご厚意で練習試合が実現してしまいました。

 

向こうにはあまりメリットが無い練習試合だったので申し訳なかったのですが、こちらは選手も指導者もたくさんのことを学ばせていただきました。

試合の方はレギュラー2人欠いていたのと、どうしても2年生ピッチャーにも秀光中と対戦して欲しかったため終盤崩れてしまい、ご迷惑をおかけしてしまいました汗。


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今回はこの練習試合で学んだことをまとめていきたいと思います。 

 

〇ポジショニングは50センチ単位までこだわる!

今回の練習試合で感じたのは、田口シフトは強豪校相手でも通用するということです。 

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↑田口シフトはこちら。

 

秀光中のレギュラー格でも癖はありました。

秀光中も独自のポジショニングに取り組んでいました。

何を根拠に守るかは違いましたが、

「定位置は無い。飛ぶ確率が高いところを守る。」

という考えは共通していますし、大切だと再確認できました。

秀光中はポジショニングは50センチ単位までこだわるそうです。

ヒットになったら野手の責任というほどこだわる。

私はそこまでできていません。

また、選手が自分たちでポジショニングを考えて動くところまで育てられていません。

秀光中、強豪校との差はそういうところで、地味かもしれませんが大きい部分です。 

 

〇チームで徹底することの強さ!

私も常々、「徹底することは武器である」と伝えています。

しかし、大会までに徹底したいことを徹底しきるチームにまで仕上げられないこともあります。

秀光中は徹底すべきことが明確で、そして豊富でした。

打球判断、リード、カバーリングなど徹底するポイントが私よりもかなり多岐に渡っていた印象でした。

お伺いしたところ、こうした事項を身に着けるために筆記で確認テストを行っているそうです。

もちろん秀光中でも入部間もない1年生は徹底しきれていませんでしたが、そうした取り組みが多くのことを徹底できる強いチームが出来上がっていくのでしょうね。 

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↑徹底することについてはこちらの記事もご覧ください。 

 

〇レッドコードっぽいのは自作できる!

何かの雑誌でも見ましたが、秀光中はレッドコードトレーニングに取り組んでいるとのこと。


中学野球太郎Vol.20/P082 レッドコード

↑高知中もやっているようです。

レッドコードトレーニングは以前から雑誌や動画などで見て興味があったのですが、金額的に公立中学校に手が出せる代物ではないと思っていました。

しかし、お話によるとホームセンターで購入できる物を使って、似た物は自作できるとのこと。

かなり効果が高いそうなので取り入れてみようかと思い、主顧問の先生に作成していただきました。
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ホームセンターに売られている商品を用いて、レッドコードっぽいものを自作してくださいました。
できる選手とできない選手がはっきり分かれておもしろいですね。これから継続的に取り組んで、どのような結果が出るのか検証していきたいと思います。

こちらの成果が出るのはまだまだ先になることでしょう。

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↑私が試してみた動画になります。

 

〇強豪校でも入学してきたときは普通の1年生!

これは前から色々なチームを見て感じていたことでもありますが、いくら全国区の強豪校とは言え、1年生は1年生でした。

もちろん、公立中学校野球部に比べたら能力が高い選手が入部してきていますし、実際に今後が楽しみだなという選手も見ることができました。

しかしながら多少上手くても人間的には中学1年生は1年生。

まだまだできないこと(技術的なことだけではなく)だらけですし、先述したチームでの徹底事項もまだまだという感じでした。

それがチームの一員として育てられていくから強豪校は強豪校たり得るのだと思います。

「あそこはうちとは入部してくる選手の質が違うから」

そんな声を聞くことが多いですが、ではそんな選手を預かったとして、育てきることができますか?

試合での勝ち負けは仕方ないとしても、では伸び率では勝てているのですか?

強豪校といえど、入部してくる選手は「人間的」には普通の中学生です。

そこを言い訳にしてはいけないと改めて感じました。

上記の質問は私自身に投げかけられているのだと思います。 

 

〇スプリットステップの習得!

秀光中はスプリットステップを徹底していました。

試合前のベンチ前ノックでもスプリットステップを徹底していて、一歩目が速く、これまで見た内野陣の中で一番上手に見えました。

私は守備の準備の指導ではスプリットステップを紹介はするものの、やりやすいやり方を選ばせていました。

しかし、そうすると多少難しいスプリットステップに取り組む前に別の方法を選ぶことが多く、今後はもう少しスプリットステップを練習した上で選択させようかと思います。

スプリットステップについてはこちらの動画が分かりやすいと思います。


グッチが守備を研究!スプリットステップ導入で1歩目が速くなった!

 

ということで、秀光中さんとの練習試合で学ばせていただいたことを簡単にまとめてみました。

この他にも細かく学んだことはたくさんありましたが、このくらいにしておきたいと思います。

今はまだ遠く及ばないですが、私自身もっともっと指導力を磨き、対等に渡り合えるチームを作っていきたいと思います。

秀光中さん、本当にありがとうございました!

今後のさらなるご活躍をお祈りしております。

 

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