3塁ランナーのリードにもこだわろう!
もっと大きなリードを取れるはずです!
〇3塁ランナーのリード狭くないですか?
3塁ランナーのリードにもこだわっています。
3塁ランナーは一般的に1塁や2塁ランナーよりも大きなリードを取ることは少ないと思います。
ですが、よく考えると1塁よりも大きなリードを取ることができるはずなんですよね。
左ピッチャーの場合、1塁ランナーの方が大きなリードを取りやすいというのはある程度経験がある方なら分かることだと思います。
投手のレベルにもよりますが、中学レベルであれば5mは取れます。
ですが、反転したはずの右ピッチャーの3塁ランナーのケースで5m取らないですよね。
むしろ左ピッチャーの1塁けん制以上に、右ピッチャーの3塁けん制は練習しないので、本当はさらに取れるはずなんです。
それでも4m未満のチーム、おそらく3mほどのチームが多いのではないでしょうか?
↑こちらは高校野球を観戦に行ったときの画像ですが、狭くないですか?2アウト3塁のケースでした。ちなみにわりと強豪校です。
特に2アウトであればサードもベースから離れますし、もっともっとリードを取れるはずです。
ワンバックの意識でリードすれば6m近いリードも夢ではありません。
※ワンバック=ワンウェイバックのことで、牽制かどうかに関わらず、ピッチャーが動いた瞬間に戻るテクニックのことです。詳しくは下の記事をご覧ください。
この強烈なリードからを意識して、慣れない3塁への速いけん制で暴投で得点、ちょっとキャッチャーが弾いただけで生還、気にしすぎてコントロールを乱し四球などメリットが多々あります。
個人的に一番のメリットだと考えているのは、ヒットの確率が上がることです。
ランナーを気にしてくれることで、コントロールが乱れ、甘いボールが増えます。
ここで甘球必打です。
甘球必打についてはこちらをご覧ください。
サードもランナーを警戒して、ベースに近づくことがあるので、ヒットゾーンも広がります。
また、モーションが大きいピッチャーの場合は、ここからのワンゴーホームスチールもできます。
デメリットはシンプルに練習していないとアウトになることです。
ただ、オートマチックにできるプレーでもあるので、練習さえすればできるようになります。
1塁のリードよりもむしろ簡単です。
ぜひ取り入れてみてください。
もしも相手チームがこれをやってきた場合、避けなければいけないのはムキになって牽制したり、サードがベースに入ったりすることです。
基本的には揺さぶりをかけているだけなので、無視で構いませんが、どうしても視界に入ってしまうので、投手陣には練習でこのリードに慣れさせる必要があると思います。
ただ、6mまでリードを取られてからの大きなモーションだとホームスチールでセーフの可能性が高くなるので、どこまでリードされて、どのようなモーションだとホームスチールがセーフになってしまうのかの確認も併せてするようにしましょう。
〇3塁ランナーの走路
Facebookページの方でご意見いただいたのですが、3塁ランナーの走路がファールグラウンドになりすぎている例がけっこうあります。
確かに私も少年野球や中学野球部で三本間のラインから1mほど下がってリードを取るように指導されました。
また、けっこう練習試合等でもラインから下がってリードを取る選手やチームを見かけます。
その理由として主には、
「インフィールドで打球に当たるとアウトになる」
ということのようです。
確かにそりゃインフィールドで打球に当たるとアウトなのですが、そんなに大きくラインから外れてしまうとホームまでの距離が遠くなってしまいます(もちろん3塁までの距離も遠くなります)。
クロスプレーでセーフの確率を1%でも上げるために、できる限りラインに近い位置にリードを取った方がいいと思います。
2塁のリードについてはこちらです。
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