手塚一志氏の「かませ歩き」の紹介!
ピッチングの基本は下半身!
股関節の動きをマスターするために「かませ歩き」を習得しよう!
〇股関節をうまく使えないと良いボールは投げることができない!
ピッチングにはいろいろな要素があって、多くのチェック項目があります。
ピッチング指導チェックリストを以前作成していますので、そちらを参考にしてもらいたいと思います。
ピッチングは投げるのは利き手ですが、「利き手以外は重要ではない」と思っている人は一人もいないくらい、いろんな部位が重要になります。
よく下半身が重要だという話を聞きますが、私はその下半身の中でも特に股関節の動きが重要だと感じています。
先の大谷投手もそうですし、いろんな投手の下半身の動きをよく見て欲しいのですが、自由な足を下ろしてから前に移動していっています。
たとえばMLBで大活躍しているクリス・セール投手。
分かりやすいですね。
自由な足を上げて、下に降ろしてから前に体重移動していっていますね。
クリス・セール投手以外も大多数のメジャーリーガー、プロ野球選手がこうした下半身の使い方をしています。
ですが、これは中学生くらいだとできていない投手が非常に多いです。
股関節が上手に使えないとこの動きができないんですね。
〇股関節をかませる!
では、プロ野球選手のように上手に下半身、特に股関節を使えるようになるにはどうしたら良いのでしょうか?
私が現役時代、参考にしたのが手塚一志氏の書籍です。
手塚一志氏は股関節の使い方を非常に分かりやすくまとめてくださっていて、とても分かりやすいです。
今回紹介する「股関節をかませる」という表現は私が知る限りでは手塚一志氏が初めに使ったのではないかと思います。
この手塚氏の球速アップメソッドではいろいろなピッチングに重要な部位とその鍛え方がDVDでまとめられていて、私はとても勉強になる書籍だと思っているのですが、この書籍の中でも股関節の重要性は触れられています。
手塚氏はこういった他のDVDでも股関節を特に重視して様々なドリルを紹介しています。
私は手塚氏のドリルの中でも比較的難易度が低く、股関節の動きを覚える基礎的な練習となる「かませ歩き」を選手にすすめています。
このかませ歩きは先にあげた書籍DVDの中に収録されているのですが、無料動画ではなかったので、ついに私自身が重い腰を上げて見本動画を撮影することにしました。
〇「かませ歩き」の例!
かませ歩きのポイントは
①軸足でピンと真っすぐに立ち、
②そのまま軸足でキープをし、
③自由な足を下におろし、
④股関節をかませながら前に体重を移動していき進む。
⑤その際に軸足の土踏まずをつぶすようにする。
のが正しいかませ歩きです。
手塚氏の「かませ歩き」は上体の動きは特に指定されていませんが、私なりのアレンジを加え、下半身と上半身が連動する練習になるようにしています。
上の動画のように上体を使った方がテイクバックの練習になります。
接地した際に後ろ足の膝があまりにも内側を向いていると回ることができる幅が小さい=力が伝わらないので気をつけて欲しいと思います。
また、今回はスペースの都合上、一度やった後に元の場所に戻っていますが、続けて進んで行って構いません。
できれば10回1セットで3セット×週2回は行って欲しい練習です。
基本的にはピッチャーの練習なのですが、バッティングにも良い影響がある練習だと思います。
今後、ピッチングの基礎練習として様々な動きをアップしていきますので、まずはこちらの「かませ歩き」を取り入れてみてください!
冬季練習にもおすすめです!
ピッチングの基礎練習シリーズ続きはこちらです。
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