ピッチングの基本は下半身!
下半身強化に適した練習、ランジを紹介します!!
ピッチングの基礎練習はこちら。
〇下半身がぶれては良いボールを投げることはできない!
いきなりですが、引退を発表した黒田投手のピッチングを見てもらいましょう。
いろんな球種をいろんなコースに投げていますが、足を上げ、軸足で立ったときに全くぶれていないのがお分かりでしょうか?
※MLB時代が一番分かりやすいです。
まあ黒田投手に限らず、プロのピッチャーはみんな軸足でしっかりと立つことができていますが、これを何十球も続けるには相当に下半身を強化しなくてはいけないのがお分かりいただけるでしょうか?
〇下半身強化にはランジがおすすめ!
下半身を強化する練習はいろいろなものがありますが、私は圧倒的にランジをおすすめします。
ジャンプ系のメニューやスクワット系のメニューもいいのですが、中高生の場合、ケガをしやすい練習でもあります。
↑こちらで詳しく説明しています。
その点、ランジはしっかりとウォーミングアップさえしてからやれば、まずケガをすることはないと思います(ただし、普段運動をしていないような人がいきなりやると負荷が高すぎるので注意が必要です)。
そして大腿四頭筋及び大腿二頭筋(太もも前後の筋肉)をまんべんなく鍛えることができます。
ではさっそくランジを4種類紹介していきます。
どうですか?
これがランジの基本形になります。
このスピードだと筋肉を大きくするのには適さないので、投手のトレーニングとしては、もう少しゆっくりやってください。
注意点はしっかりと深く沈むことと、背筋をまっすぐにし、前傾しないことになります。
疲れてくると沈み込みが浅くなってしまったり、前傾してしまったりするのですが、それでは高い効果が望めません。
10回を1セットにし、2セットくらいから始めてみましょう。
今度は自分の斜め前方に踏み出していくランジです。
このときに上体が同じく斜め前に向いてしまうとランジと同じ部位しか鍛えることができなくなります。
上体は常に正面を向き、下半身だけが斜め前に向く形になります。
動画は若干斜めを見てしまっているので、もっと正面を向くようにしましょう。
これをしっかりと先ほどと同じく腰を深く落として行うことで特に内側の筋肉に負荷をかけることができます。
ランジよりも普段使わない内側の筋肉に負荷がかかるので、きつく感じるかもしれません。
同じく10回×2セットから始めてみましょう。
サイドランジです。
サイドランジはいろんなやり方がありますが、投手のトレーニングとしてはこの形がいいのではないでしょうか。
こう見えてけっこう負荷は高いです。
塩多さんはポリタンクを使用していますが、最初はとりあえず何も持たなくてもいいと思います。
しっかりと下半身がぶれないように支えることで股関節と太ももの外側中心に鍛えることができます。
足を高く上げてから大きく踏み出すことで負荷を大きくできるので、もう少し負荷を上げたい場合は大きく足を上げて踏み出してみてください。
こちらのランジはその場でジャンプして足を入れ替えるランジになります。
これはかなり負荷が高いので、いきなり無理をしないように気をつけてください。
こちらも慣れてきたらジャンプの高さで負荷を調節できます。
普通のランジでは物足りなくなってきたらこちらのジャンプランジをメニューの中心にしてみるといいと思います。
ということで、4種類のランジメニューを紹介しました。
ピッチングの基礎練習という位置づけですが、下半身強化に適した練習ですので、より遠くに飛ばせるようになりたいバッターにもおすすめの練習です。
また、場所を問わずできる練習なので自主練にも取り入れてみてください。
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