内野手のダブルプレー!
試合では機会が多いのに練習量が少ないと思いませんか?
普段の練習にぜひ取り入れてみてください!
他の応用練習はこちらです!
〇試合でなかなかゲッツーが取れない…
あるとき、練習試合でゲッツーを取れると思ったショートゴロがありました。
ショートがセカンドにトスをして、セカンドがファーストに投げてアウト!
と思いきや、セカンドのステップがぎこちなく、送球が遅れてわずかに1塁はセーフ…。
ということがありました。
「う~ん、今のはアウトにして欲しいなあ」
と思ったものの、よくよく考えるとゲッツーを取る練習をそんなにしていないことに気がつきました。
内野ノックの際の数球、ケースノックで数球。
ノックができない日もあるので、おそらく週に一人10球もやっていななことに気がつきました。
圧倒的にこなす回数が少ないですよね。
ゲッツーを取るときにショートやセカンドには普段と異なる動きが要求されます。
①前に出ずに引いて捕る。
②ベースを踏んでからステップして投げる。
③場合によってはトス、グラブトスが必要になる。
これらの技術は普通にファーストに投げる練習をしていても身につきません。
《Best Scene Selection》魅惑の二遊間 ダブルプレーまとめ「643 編」
さすがプロ…うまい。
こればっかりは数をこなさなくてはいけません!
〇ダブルプレーの練習だけ繰り返そう!
そこで私が考えた練習が「ダブルプレーノック」!
その名の通り、ダブルプレーのみを行うノックです。
「いやいや、それ普通のノックやん」
と思うかのしれませんが、違います。
ベース間の距離を半分の15mほどにして行うのが特徴です。
なぜベース間の距離を15mにするかというと、この「ダブルプレーノック」は先にあげた技術を身につけるために行うのであるからです。
ダブルプレーノックはゲッツーを捕る練習をテンポ良く20分ほど行います。
この間の送球を全てベース間で投げていたら、相当な球数を放ることになってしまいます。
おまけにセカンドがショートからボールを受け取ってからファーストに投げる動作はかなり肩に負担がかかります。
ゲッツーを捕るときの動きを身につけたくて行うのに、肩を痛めてしまっては元も子もありません。
ということで、15mほどのダイヤモンドを作り、選手をセカンドとショートの位置に配置します。
ノッカーが打った打球をゲッツーにするのですが、ファーストはネットで構いません。
セカンドに打つかショートに打つかはランダムで行い、セカンドだった子はショートへ、ショートだった子はセカンドの後ろにつき、どんどん回っていきます。
意外とトスなのかスローなのか、はたまた自分で踏むのか、繰り返しやらないと、どちらなのか分からないものですからとにかくテンポよく、回数をこなせるようにしてください。
ちなみにダブルプレー時のセカンドとショートの動きについてはこちらの動画が分かりやすかったので、ぜひ参考にしてみてください。
ADVANCED Baseball 二塁手 併殺 「代表的な3つのピボット」 状況に合わせて、さぁどれを選ぶ!?
以上、ダブルプレーノックでした。
もちろん、ゲッツーが取れるようになるのは普通に一つアウトを取れるようになってからです。
ダブルプレーノックはあくまでも応用練習になるので、基礎をおろそかにしないようにしましょう。
基礎練習はこちらをご覧ください。
ちなみに固定ベースしかない場合はセカンドベース付近で行いますが、移動ベースが用意できればどこでも行うことができます。
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