フリーバッティングだとミートできずに練習になっていない選手がいませんか?
その点、ハーフバッティングなら自分のスイングでミートできます!
バッティングの基礎練習シリーズは以下のリンクからどうぞ!
〇ハーフバッティングの行い方!
今日はバッティングの基礎練習5ということで「ハーフバッティング」についてお話ししたいと思います。
同じハーフバッティングという名前でもチームによって行い方は様々なようで、
①トスバッティングの延長のように緩いボールをゴロで打つ。
②緩いボールを普通に打つ。
③緩いボールを普通に打ち、内野と外野の定位置に守備がつき、守備練習も兼ねて行う。
④緩いボールを徹底してセンターから逆方向に打つ。
などなどいろいろな方法があるようです。
私が普段行っているのは②の方法で、3か所バッティングゲージを作り、どんどん打たせます。
③の守備練習も兼ねて行う方法も人数が多い場合は有効かと思うのですが、3か所で行うと内野手が危険な場合があるので、割り切ってバッティング練習に専念させています。
人数が少ない場合など、ときによっては守備をゼロにして、終了したら全員でボールを拾いに行くということもあります。
以前もお話ししたのですが、私はあまりフリーバッティングをおすすめしていません。
なぜかというとフリーバッティングは速いボールや変化球を打つという実践に近い、非常に難易度の高い練習で、選手のレベルによっては10球空振りをして終わってしまう場合があります。
それだけならまだしも、
崩されてスイングがおかしくなってしまう恐れもあります。
もちろんチームのレベル、選手のレベルによっては非常に良い練習なのですが、並の中学生以下のレベルではハーフバッティングを中心に行ったほうが効率は良いと思います。
〇ハーフバッティングの効果!
なぜこのハーフバッティングがおすすめかというと、緩いボールを打つということでスイングが崩されることがほとんどありません(余りにも緩いボールだと崩れますので注意)。
素振りやティーバッティングなどで作ってきたフォームで打つことができます。
また、緩いボールを打つことで「溜める」意識をつけることができます。
速いボールだとバットに当てただけでそこそこ飛んでいくこともありますが、緩いボールはしっかりと溜めて打たないと遠くまで飛びません。
緩いボールなので「当てる」ことよりも「飛ばす」ことに集中できる、フォロースルーを大きくとることができるところも良いですね。
↑フォロースルーについてはこちらの記事をご覧ください。
また、投げる側にも良い効果があります。
ピッチャーをやるにはまずストライクが取れないと話になりませんが、このハーフバッティングでみんながストライクを入れる練習をすることができます。
速いボールでストライクを取るよりも緩いボールでストライクを取るほうが簡単ですから、ピッチャーの入門練習になるわけです。
↑以前、全員をピッチャーに挑戦させようという記事でも言及しています。
指導者はここで野手の中からピッチャーをやれそうな選手を見極めると良いと思います。
また、ピッチャーの子も得るものがあると思います。
いかに優れたバッターでも緩いボールを100%ミートすることは難しいです。
緩いボールであってもコーナーをついたり、ボールを持つ時間を微妙に変えたりすることで打ち取ることができます。
これはなかなか実践で試すことは難しいですから、ハーフバッティングの場でつかむと良いのではないでしょうか。
「Aゾーンでセンター」の練習をするのにもぴったりです。
↑Aゾーンの記事はこちらです。
また、もし小学生などあまり上手ではない子が行う場合、ワンバウンドしたボールを打つのも良いと思います。
こちらはさらに難易度が低い練習になりますし、しっかりと待って打つ練習にもなるので入門にはぴったりです。
以上、ハーフバッティングのおすすめでした。
もしもフリーバッティングを行いたい場合は以下の練習がおすすめです。
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