中学校野球部!絶対に強くなるヒント集

中学野球や部活動の経営をしている方々のお役に立てるように、野球技術のみではなく、組織づくりのことなど、野球部の経営に役立つ情報をどんどん発信していきます。また、野球小僧を育てたい親御さんに役立つ情報も掲載していきます。宮川理論の元公認指導員です。

1塁駆け抜けでインフィールドに入ってしまったら?(野球のルールシリーズ6)

1塁駆け抜けの正しいルールを知っていますか?

意外と間違えて覚えている人も多いです!

ここで確認しておきましょう。

 

ここまでのシリーズはこちらです。 

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〇1塁駆け抜けはどこへ行けばいい?

内野ゴロなんかを打った際には1塁を駆け抜けることになりますよね。

みなさんは1塁を駆け抜ける場合、どこに駆け抜けるようにしていますか?

入部したての選手は大体、大きくファールグラウンドに駆け抜けます。

「どうして?」

と聞くと、

「小学生のときにそうしないとアウトになるからと教わったから」

と答える選手が多いです。

果たしてそうなのでしょうか?

 

ということで今日のテーマは、

「Q、バッターランナーが1塁をフェアゾーンに駆け抜けてしまい、その後1塁ベースに戻る前に内野手にタッグされました。アウトですか?」

です。

 

 

こちらの正解は、

「A、セーフです。公認野球規則ではファウルゾーンに駆け抜けなければいけないとはなっていません。1塁に戻ることが前提であればフェアゾーンに向かって駆け抜けても構いません。」

 

そうなんです。

実は、別にファールグラウンドに駆け抜けなくてもいいんです。

たとえば内野手の送球が逸れてしまい、ファーストがファールグラウンドの方で捕球しそうであったら、衝突しないようにインフィールドに駆け抜けても全く問題はありません。

ファーストが通常のポジションで内野手の送球を捕球する場合は、インフィールドに駆け抜けようとすると足元で交錯してしまうかもしれませんから、おすすめはしませんが、ルール上はどこに駆け抜けても自由です。

「ボールインプレイで走者が塁を離れているときに触球された場合。

【例外】打者走者が一塁に帰るときは、ただちに帰ることを条件としてならば、オーバーランまたはオーバースライドして一塁を離れているとき触球されても、アウトにはならない。」(公認野球規則5.09b(4)) 

 

ここでいう「オーバーラン」とは、一般的に用いられているオーバーラン=2塁方向へ向かって1塁ベースを踏んで向かうことではなく、単に1塁を走り抜けることを指しています。

したがって、公認野球規則では駆け抜ける方向については特に触れられていません。

※ちなみにオーバースライドは1塁へスライディングした余勢でベースを越してしまうことです。

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ただし、「ただちに帰ることを条件としてならば」とあるように、2塁を狙う動きをした瞬間からタッグされるとアウトになります。

こちらが駆け抜けの重要な部分です。

ですから、もちろん外野へヒットを打ち(一般的な意味の)オーバーランをした後にタッグされればアウトです。

内側に駆け抜けてタッグされるとアウトになると勘違いしている方も多いのですが、ポイントになるのは、「2塁を狙うそぶりを見せたかどうか」です。

たとえインフィールドに駆け抜けても2塁を狙うそぶりが無ければアウトにはなりませんし、逆に、ファールグラウンドに駆け抜けたとしても2塁を狙うそぶりがあればタッグされたらアウトになります。

よくあるのは、駆け抜け後にファーストの後逸に気がついたときです。

ファーストが後ろに逸らし、一瞬でも2塁を伺うような仕草を見せたら、その瞬間からタッグされたらアウトのランナーになります。

インフィールドに踏み込んでいるとかいないとか全く関係ありません。

もし2塁を狙うそぶりをしてしまったら、大至急2塁に向かうか、1塁に戻るかしなければいけないことを覚えておきましょう。

また、守備側はランナーがどこにいようと、2塁を狙うそぶりを見せたらタッグに行きましょう。

 

ちなみに「2塁を狙うそぶり」ですが、これは審判の主観になります。

以前、私のチームの選手が、駆け抜け後に、なぜか慌てて1塁に戻ろうとしてしまったことがあります。

ファーストの選手はよく分からないけどとりあえずといった形でタッグ。

アウトが宣告されました。

私から見ると2塁を狙ったようには見えませんでしたが、審判からすると、「慌てて戻ろうとしたからには狙うそぶりをわずかにしてしまったのだろう」と感じたそうです。

こんな感じでルール上は「1歩2塁へ踏み出したら」などと決まっているわけではないので、明らかに狙っていないように見せる必要があるので注意しましょう。

 

ということで、駆け抜けのルールについて確認しました。

駆け抜けのルールを確認すると、大きくファールグラウンドに駆け抜ける必要が無いことが分かります。

大きくファールグラウンドに駆け抜けてしまうと2塁に遠くなってしまいます。

ぜひ選手に正しい駆け抜けのルールを指導して欲しいと思います。 

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また、別件になってしまいますが、1塁への走路も注意して欲しいと思います。

球審をやっていると、ラインの内側を走る選手が多いのが気になります。

もちろんわざとではない選手もいると思いますが、チーム全体で狙ってやっているのでは?と感じてしまうこともあります。

ラインの内側を走ると、送球の妨げになったり、ファーストと交錯してしまう可能性があったりと非常に危険です。


2014日本シリーズ第5戦 9回表西岡の守備妨害のプレー

アンフェアな行為ですから、行わないように注意しましょう。 

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